して当然だ。

読んでも何もしませんし何も起こりません。

母が突然のようにやってくる

現在私は都内で姉と二人暮らしをしている。

 

最近めずらしく姉がダウンして熱や胃腸の不具合を訴えて会社を休んだ。

2日休むことは確かに珍しいのだが見ているとどうも胃腸炎のような気がする。一度は高熱が出たが一晩でおさまり、今は平熱と微熱を行ったり来たりしていて動けないということもない。

 

時を同じくして、全くの別件で母からメールが来た。姉と私で情報交換が必要な用件だったのだが姉が少し体調が悪いからと伝えた。

心配だったのだろう、様子を聞いてきた。

今はもうだいぶ良いと伝え、納得したようだ。

 

しかし、翌日(今朝)メールがきた

「父の意向もあり、明日の午後にそちらへ行きます。急だからホテルもとってないので、あなたの部屋に泊まります」

とのことだった。

 

私たち姉妹は生粋のB型と生来の性格もあってか、家族といえど部屋に入られるなど他人の干渉を嫌う。二人暮らしして3年目だが、事実他人は一切入れないという決め事のうえに暮らしている。

両親以外は。

 

母はいつも唐突にやってきて、掃除のついでにいろいろなものを漁っていく。

通帳を勝手に開くし、私はワケあって健康保険は自分で加入しているがそれについての書類もすべて開封する。正直忙しい毎日を送っていて掃除をサボったりすると(というか、大体そういう時期にくる)、キレ気味に掃除をして必要なものまで一切の意見を聞かずに捨ててしまう。散らかしている方が悪いと言われたらそれまでだが、精神を病んでいるわけでもない限り多少散らかす日だってある。申し訳ない。

離れて暮らしている以上はむやみやたらに捨てたり整理されるとパーソナルスペースに土足で上がられているような気分になるし、そもそもその後の生活に支障をきたすのだ。あったはずのものがなくなって買い足さなければならなかったり、何度生活に困ったことか。

そして掃除をしながら大体「育て方失敗したな~」と大声で繰り返すのである。私たち姉妹が欠陥品なのはもうわかったから、どうせなら放っといて欲しい。

 

両親は本当に愛情深い。それは時に執着に姿を変える。

社会人になっても無理やり家賃の支払いを私たちに持たせず、それを良いことに意見させない。頭がおかしいと思うだろうか。子どもの側が拒否して自立すればよいと思うだろう。パーソナルスペースを重視する私たち姉妹がその申し出をしないわけがない。「自分たちが支払う」と申し出るたびに、母は鬼のような形相で「今のお前たちが自立なんてできるわけがない」「子育てに失敗してるんだから」とねじ伏せる。そのたびに、姉妹で憔悴しきっているのだ。

貯金をして、違約金分を負担してでも一人暮らしの話を姉に願い出ようと思う。

それだけ、もう限界なのだ。

離れて暮らしているだけ良いと思うだろうか。両親は「上京させてやった私たちはなんて良い親なんだろう。なんて自由にさせてやっているんだろう」と恍惚としてる。おかげで合鍵をつくり、突然の告知により問答無用で家に入ってくるのだ。いつ来るかわからない私たちは日々戦々恐々として、ストレスのたまる毎日を送っている。

 

子どもへの関心が強い、ありがたい親である。

だが、そろそろ手離してもらえないだろうか。